熊本地震復興５年事業 アートキャラバンくまもとスペシャル『水と火と木、そして再生の物語』を３月１２日（土）に開催します。公演開催に先駆けて、稽古中のオーディション選抜ダンサーへのインタビューを実施しました。

ダンスを始めたきっかけは？
幼少期に親子ダンスで踊ることに触れ、一人でも踊りたいと興味をもちました。それから趣味というか習い事として高校生まで続けていました。主にヒップホップダンスやロックダンスを経験してきましたが、演劇活動を始めてからコンテンポラリーダンスにも興味を持つようになりました。

応募のきっかけは？
たまたま募集をインターネットかSNSで見つけたんですが、内容が「九州のダンサー」で作品を作るというのにとても興味を惹きまして。なかなか地域を限定して募集されることってないよなって思ったんです。とても面白いなって。また、地元福岡から県外の作品に携わりたいという思いもありました。コンテンポラリーダンスの経験はほとんどなかったんですけど、自分の新しい挑戦としてもこの作品に関われたなと思って応募しました。

この舞台で表現したいことは？
稽古場に来るにあたって、震災との距離感みたいなものが、出演者、スタッフ皆さんそれぞれにあって。各々の震災への祈りがこの一つの作品に集合し、公演で
は、ダンスの持つ可能性を追求し表現して、観客の皆さんも含めて、震災のことを考える。そんな時間を皆で共有できたらいいなと思っています。

Ⓒ小野あだな

青野　大輔（あおの　だいすけ）
福岡県福津市出身。２３歳。福岡の劇団“非・売れ線系ビーナス”に所属。大学に通う傍ら福岡市、北九州市内の小劇場を中心に俳優として活動している。主な出演作品に所属劇団公演「捜索は終了しました」（２０１９年）、「先生の暗いロッカー」（２０２０年）の他、北九州芸術劇場「Re:北九州の記憶」（２０１９年）、ギラヴァンツ北九州×北九州芸術劇場「座って踊ろう『ギラダンス』」公式PV（２０２０年）、オンライン演劇「未開の議場オンライン九州沖縄ver」（２０２０年）、劇団言魂「こえの聴こえる」（２０２１年）などがある。演劇活動とは別に幼い頃から趣味としてダンスを習い、ヒップホップ、ロックなどを経験。演劇舞台での振付経験もあるが、ダンサーとしての舞台出演はこれが初となる。