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2021.12.20

利用団体紹介「碧落アンサンブル」

碧落アンサンブル 

ふつうに練習して、演奏して、
仲間と交流できる活動を続けていきたい  

どこまでも澄んだ青空に響き渡る楽団の演奏。そんな情景を思い浮かべるような名前を持つ吹奏楽団「碧落アンサンブル」。1980(昭和55)年の設立当初は、同じ高校出団として活動する出身の吹奏楽部OBOGがコンクールに出場するために集まった、いわゆる同窓会バンドだったといいます。設立当初からのメンバーで、現在では代表を務める三浦克洋さんは、「当時は年に1回開催される吹奏楽コンクール出場のために集まっていましたが、平成に入ってから楽団独自で演奏会を開催するようになりました。その頃から出身高校は関係なく団員が集まるようになり、現在では社会人を中心とした10代から8代まで幅広い年代の団員が約50人います」と当時からのことを振り返ります。設立から3年後に同窓会バンドから一般の吹奏楽団として活動するようになり、コンクール出場、年に度の定期演奏会を開催するように。「目標があるからこそ続けられる」との三浦さんの言葉にあるように、コンクール、演奏会、合同音楽祭への参加など、演奏できる〝場″に向かって練習し、時には仲間との宴の時間を楽しむ時間が、演奏するモチベーションにつながるものだったようです。

2020(令和2)年からの新型コロナウイルス感染症拡大に伴う自粛ムードは「存続の危機」といっていいくらいの状況でした。そんな中、前に進むきっかけとなったのが、宮崎で開催された「九州シティバンドフェスティバル」への参加でした。「熊本県内の団体合同のバンドを組み、参加したことがとても楽しかった。熊本の楽団同士、ふだんから団を越えた交流が盛んだったからこそ実現できた」と語る三浦さん。2022(令和4)2月に3年ぶりに開催される定期演奏会に向けて「ふつうに活動できること」がどれだけ貴重なものか噛みしめる日々だといいます。


三浦克洋[みうらかつひろ]
碧落アンサンブル代表
バスクラリネット奏者

◎公演情報
第30回碧落アンサンブル定期演奏会
日時 2022年2月27日(日)
開場 13:00(予定)、開演13:30(予定)
会場 熊本県立劇場 コンサートホール

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