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2021.06.20

利用団体紹介「ダンススクールリズムマーケット」

リズムに乗って表現できるダンスの楽しさを伝えていきたい

 「できないことができるようになる。その成功体験がダンスの醍醐味」と語る、リズムマーケット代表の中島東子さん。自らプレイヤーとして東京でヒップホップダンスの先駆者といわれるダンサーに師事し、熊本に帰ってきてからインストラクターとして働いていたスタジオを引き継ぐ形でリズムマーケットを立ち上げました。一般の人や、子どもたちが楽しめるヒップホップダンスを広めることをめざし、設立から18年。現在は3つの地域にある 3 校に、下は3歳から上は60代まで、幅広い年齢の生徒さんが通っています。リズムに乗って、体を使った表現は、運動神経とは関係なく、その人の内面を出していく過程にその楽しさはあるといいます。中島さん曰く「ダンスは体を動かす文化系」で、自己表現のひとつ。小学一年生から通っている女の子が、途中受験などのブランク期間があってもずっとダンスを続け、今ではインストラクターとして働いているところを目の前にすれば、ダンスで得た成功体験や表現の楽しさが、いかに深く心に刻まれるものなのかわかります。
リズムマーケットでは、年に2回、秋のミニ発表会と3月の大発表会を県立劇場で開催しています。2 0 2 0(令和 2 )年の3月に予定されていた大発表会は、新型コロナウイルス感染症の広まりから急遽延期となり、県立劇場改修工事の直前であった9月にようやく実現に至りました。コロナ禍は通常のレッスンにも影響を与え、スクールを辞めてしまう人も多くいたといいます。「それぞれの考え方も違うし、対面でのレッスンの難しさもありましたが、こういう時だからこそ、楽しむ場をつくりたかった」と、細心の注意を払った上で、2021(令和3)年3月の発表会を開催。「改修直後の県劇の演劇ホールは、音がとても気持ち良かった」と振り返ります。「最初はできなくて当たり前。ダンスの楽しさをもっと広めたい」と、これからのことを最後に語ってくれました。


(毎年県立劇場演劇ホールで開催される「リズムマーケット」大発表会の模様※写真は2019年の発表会)

中島東子【なかしまとうこ
リズムマーケット 代表

 

 

 

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