舞台転換で音響スタッフがマイクケーブルを手早く巻いている。演奏会などでそんなシーンを見たことがあると思います。一見何気なく巻いているように見えるかもしませんが、実はある技を使っていることを知っていますか？

それは「8の字巻き」という技です。具体的には、ケーブルを同じ方向に巻いていくとケーブルが捻れてしまい、断線してしまう可能性があります。そうならないように、一巻一巻、順、逆、順、逆と、ケーブルが捻れないように巻いています。

この巻き方をマスターすれば、ケーブルが捻れず、絡まないので、常に綺麗な状態で使えます。これは、イヤホンや電気コード、ホースなど日常生活でも応用できます。巻き方については、インターネットや動画サイトでも多く取り上げられていますので、興味のある方はぜひ調べてみてください。「マイクケーブル8の字巻きグランプリ（コンテスト）」という全国大会も開かれているようです。劇場にお越しの際は、舞台転換の音響スタッフの技にもご注目ください。