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2025.06.20

【利用団体公演レポート】熊本ウインドシンフォニー 第6回定期演奏会

熊本ウインドシンフォニー 第6回定期演奏会

2025年5月6日(火・休)熊本県立劇場コンサートホール

熊本地震直後の2016年5月に創設された吹奏楽団「熊本ウインドシンフォニー」の第6回定期演奏会が、ゴールデンウイーク最終日に開催されました。公演の終盤、賛助メンバーを含めた約60名の団員が、今年から揃えたという爽やかなスカイブルーのTシャツを身にまとい、観客との一体感あふれる演奏を繰り広げました。

コミカルな演出で盛り上がった「東京ブギウギ」

今回は、ユーフォニアム奏者であり、指揮者として後進の指導にも携わる福田昌範さんを客演指揮者に迎え、3部構成でプログラムが進行。団員にとって“聖地”でもある熊本県立劇場での定期演奏会は、2022年から数えて4回目の開催となります。第3部の演出を任されたパーカッション担当の山田鈴蘭さんは「真面目なようで、ちょっとふざけたところが魅力の楽団です。今回は舞台の装飾、衣装も手づくりで、本番ではちょっとしたハプニングがありましたが楽しく乗り切れました」と公演を振り返ります。その言葉通り、客席まで使った大胆な演出が観客を巻き込み、楽しいひとときとなりました。

打楽器セクションリーダーの山田鈴蘭さん。「コントラバスとバスクラリネットが足りないので、経験者を熱烈に募集しています」とのこと

団員の多くが社会人で、練習は基本的に週1回。年間8~10回のペースで地域の文化祭やスクールコンサートの出向いて活動する一方で、創設以来吹奏楽コンクールにも積極的に出場しています。10代から60代の幅広い年代の団員が在籍する中で、10代から30代が約8割を占め、楽団を盛り上げる役割を担っています。「吹奏楽コンクールの九州大会金賞をめざしています。団員を絶賛募集中です」と、山田さんは締めくくりました。

常任指揮者の山﨑栄之進さん。会場のアンコールに応えて軽やかにタクトを振った

 

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