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2020.12.20

寄稿「異例の吹奏楽大会」

異例の吹奏楽大会

「未曾有」と言う言葉がいつまでも使われるこの世の中で、まさかこんなに長く音楽関係に打撃を与えると誰が想像したことでしょう。新型コロナ感染症による影響は計り知れないものになりました。コロナ禍の中、密集しないように吹奏楽の合奏等は制限され、全国大会は全て中止になり、子ども達の消沈した姿を見るのはとても忍びないものでした。そこで可能な範囲で代替の県大会を実施しようと呼びかけることにしました。例年だとコンクール直前で猛練習をする時期が学校も休校で自粛期間になり練習もままならぬ中、各学校工夫をしてなんとかコンクールや演奏会に参加しようと努力してくれました。感染症拡大防止を徹底し、子ども達には音楽活動を続けさせたいと大人の願いが実り、出来る範囲で小学校から中、高、大、一般の全ての部門無観客での吹奏楽大会(コンテスト・フェスティバル)を開催することが出来ました。もちろん実施に当たっては検討を重ね県立劇場スタッフの協力や役員全員の結束で開催が実現したのは言うまでもありません。1ステージごとに譜面台、椅子等の消毒を行い各団体が接触しないルートを模索し、客席からステージに上がる異例の方法で演奏することになり、いつもとは違う新鮮な感覚を覚えました。私はステージ袖で出番を待つ子ども達のキラキラとした目の輝きを見たとき、全ての苦労が吹き飛んで行きました。改めて熊本は素晴らしいと感じた時でした。

全日本吹奏楽連盟監事
熊本県吹奏楽連盟副理事長
早川 英一

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