カメラの前で説明するのと、生徒さんなど人の目の前で指導するのでは、まったく感覚が違いました。私が話していることにうなずいてくれる人がいればいいのだけど、カメラはうなずいてはくれません（笑）。撮影は緊張の連続で苦労した点も多くありましたが、編集されて動画として配信されたものを見た時、とても楽しい気分になりました。この動画を通して、多くの人に箏の音にふれてほしい。ちょっとでも箏に興味を持っていただけるような動画にしていきたいと、いろいろと工夫しました。

やまが和楽器伝承塾
小路永 こずえ・和奈 〈箏〉

今回レッスン動画を配信するにあたり「お花のどこが好きなのか」「お花で何を伝えたらいいのか」などに向き合い、あらためて自分の原点に立ち返るいい機会となりました。動画でお花の素晴らしさを伝えられたか不安ですが、精一杯伝えたつもりです。また、お花のレッスンだけでなく、今回は手話を使った指導にもチャレンジしました。まずは、たくさんの人に楽しんでもらうことが第一。ユニークな演出で、お花に対する敷居の高さを少しでも低くできたらと、くまモンの紋付き袴で挑みました。

（一社）Nフラワーデザインインターナショナル 熊本支部
本田 浩隆 〈フラワーアレンジメント〉

コロナ禍の中、レッスン動画を撮影して生徒さんに直接送ったりしていたので、動画での配信に可能性を感じていました。今回の「アートラーニング」は、生徒さん対象ではなかったものの、動画を見てくれる人がどんな人なのか、想像しながら踊りました。フラメンコは敷居が高いイメージだと言われますが、動画を見た人が一歩踏み出して、やってみたい、と感じてもらえたら。一緒に動画を制作してくださったスタッフの方と、準備をしながらやるべきことが見え、実際にやってみることが大事だと痛感しました。

エストゥディオ・アレグリアス
林田 紗綾 〈フラメンコ〉