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2025.12.20

特集 コンサート会場としてのホワイエ ホワイエでひらく、新しい芸術の扉

Special feature コンサート会場としてのホワイエ
ホワイエでひらく、新しい芸術の扉

熊本県立劇場のコンサートホールで、最初に私たちがお客様をお迎えする空間がホワイエです。この言葉の語源はフランス語の「Foyer」。劇場やホールの客席からエントランスの間の広い空間のことを指します。開演前にゆったりとした時間を過ごしたり、終演後の余韻に浸ったり、楽しい時間を過ごす場所。そんなホワイエが今、コンサート会場として活用されています。

階段上をステージとして小ホールのような空間に

 

熊本県立劇場では2021年に新しい施設の利用区分が誕生。これにより、ステージ上やホワイエなどの部分利用が可能になりました。これをきっかけに始まったのがホワイエサロンシリーズです。ホワイエの空間をより身近に感じ、様々な講演を楽しんでいただけるように工夫しながら公演は回数を重ね、2025年12月現在、12回の公演を実施しています。
階段上をステージにみたて、客席の椅子を並べると、200席程度の小ホールのような空間ができあがります。階段の踊り場や2階通路からの演奏など、導線も活用しながらクリエイティブな演出を楽しむアーティストも。大きな窓からは劇場外の木々も見え、開放的な空間がアーティストにもお客様にも好評です。ステージや椅子の配置によって様々なレイアウトに対応できることから、講演の自由度も高く、コンサートだけでなく朗読劇やダンスワークショップなども実施してきました。

客席中央にサブステージを設けた朗読劇
観客とアーティストが同じ目線で
開放的なホワイエでのダンスワークショップ

 

ホワイエサロンシリーズは県立劇場が主催する公演ですが、他の主催者様からも公演会場としてホワイエが選ばれ始めています。柔軟に形を変えていくこの空間は、ホールとはちがった新しい芸術との出会いの場。次のホワイエでの公演ではいったいどんな出会いが待ち受けているのでしょうか?ぜひ、ホワイエを会場とした公演に足をお運びください!

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