2025.06.20
【県立劇場ギャラリー】立方体をななめに通りぬける円筒(堀内正和 作)

立方体をななめに通りぬける円筒
堀内 正和 作
熊本県立劇場の館内に多数展示されているアート作品をご紹介する「県立劇場ギャラリー」。モール(廊下)脇にある「光庭」に置かれた不思議な彫刻は、京都生まれの堀内正和(1911~2001)の作品です。設計図を描いて工房に発注する発注芸術の先駆者ですが、まずマケット(紙模型)を制作し、立方体からバリエーションを創り出し、気に入った造形を設計図に起こすのが特徴です。知的でユーモアに富んだ作品を、時間によって差し込む先が異なる光庭で、ぜひゆったりとご鑑賞ください。
