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2025.06.20

特集 けんげきキッズプログラム 九響 0歳からのオーケストラ

九州交響楽団との新しい一歩
九響 0歳からのオーケストラ
2025年2月、長年関わりがあった九州交響楽団と熊本県立劇場は「熊本の方々にもっとオーケストラに触れてもらいたい!」と思いが一致し、包括連携協定を締結しました。県立劇場にとってはプロフェッショナルの実演団体と協定を締結するのは初めて、また九州交響楽団にとっても福岡県外の団体と協定を締結するのは初めてです。
そして、4月19日。連携協定締結後第1弾として『九響 0歳からのオーケストラ』公演を実施しました。当日はコンサートホールにおむつ替えスペースや授乳スペースを増設。ミルクコーナーやベビーカー預かりスペースなども設け、小さなお客様たちをお迎えする準備が整いました。

サプライズのウェルカムコンサートでは子どもも大人も笑顔に

開場後、ホワイエへ新緑の光が鮮やかに降り注ぐ中、どこからかタンバリンの音が。九響のパーカッション奏者の2人がサプライズでウェルカムコンサートを始めると、あっという間に人だかりができました。その後も弦楽五重奏やテューバの演奏が続き、初めて楽器を見る子どもたちは目を輝かせながら間近で開演前の演奏を楽しみました。

小さなお客様はタンバリンに興味津々

コンサートが始まると、楽団員たちが手を振ってステージ上に登場しました。MCでは、指揮の喜古恵理香さんが軽快なトークとともに聴きどころなどを優しくレクチャー。「この公演は泣いてもOK、寝てもOK、出入り自由!」と明るく客席に話しかけると、劇場内は温かな雰囲気に包まれます。子守唄メドレーでは実際に眠ってしまうお客様も。最後には楽団員によるお見送りも行われ、お客様は笑顔で会場を後にされました。

九響がぐっと身近に感じられた公演でした

 11月には福岡で行われる定期演奏会と同じプログラムをそのまま県立劇場で体験できる「熊本特別演奏会」を実施します。こちらは通常のクラシックコンサート、クラシックファン大満足の骨太の企画。九州交響楽団の魅力とレパートリーの広さを県立劇場で味わえる企画を、これからも九州交響楽団と連携しながら実施していきます。

九響 0歳からのオーケストラ
2025年4月19日(土)熊本県立劇場コンサートホール
【出演】
指揮:喜古恵理香
管弦楽:九州交響楽団
【プログラム】
モーツァルト/歌劇「魔笛」序曲
アンダーソン/プリンク・プランク・プルンク
マスカーニ/歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
モーツァルト/交響曲第40番より 第1楽章
子守唄メドレー
エルガー/愛の挨拶
チャイコフスキー/バレエ音楽「くるみ割り人形」〜花のワルツ

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