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2020.09.20

アーティスト紹介「Cheers Trio」

遠く離れていても、音楽は共有できる

新型コロナ感染症の拡大によって、劇場の公演が次々とキャンセルされる中、アーティストたちの活動の場も大きく制限されています。そんなコロナ禍におけるアーティスト活動の新たな形として注目されているのが動画配信です。音楽や演劇といった芸術文化は、豊かに生きるために必要なもの。芸術文化を新たな形で発信するため、県立劇場公式YouTubeチャンネルでアーティストの動画を配信する企画「#おうちで拍手を!」を立ち上げました。その第一号として配信したのが、歌と管楽器、弦楽器といった異色の組み合わせの「Cheers Trio」です。

平成24年度の県劇アウトリーチ事業の登録アーティストとして活動していた同期の3人が結成したアンサンブルで、独自のアレンジによるサウンドに定評があります。曲間に軽快な解説トークを盛り込むスタイルで、多数のコンサート活動を行っています。今回の配信動画は、神奈川、長崎、熊本と3人の活動拠点が離れているため、それぞれの自宅で演奏した動画を後から編集するという方法を取ったといいます。LINEで夜な夜な会議を行い、議論を重ね、曲目によって衣装や演出を変え、時にそれぞれの子どもたちが飛び入り参加するハプニングもあり、できあがった動画はCheers Trioらしいあったかいものに。ライブとは違い、呼吸を合わせる難しさ、画面の角度や演奏以外に配慮すべき点が多くあったものの、離れた場所でも演奏ができるという新たな発見があったとか。動画配信の演奏はいつでも、どこでも、誰でも鑑賞できるので、多くの人に自己紹介できた点が良かったといいます。

最後にコロナが収束した後の願いを聞くと、3人とも「お客様の前で演奏をしたい」との答えが返ってきました。


左から 亀子 政孝 [かめこ まさたか]
春日 香南 [かすが かなみ]

 


熊本県立劇場公式YouTubeチャンネル
ケンゲキアートチャンネル
www.youtube.com/user/kengekiweb
公演情報やアーティストのコメント、熊本の伝承芸能のアーカイブなど、劇場からの情報をお届けする公式チャンネル。コロナ禍の中で企画した「#おうちで拍手を!」では、熊本県出身のアーティストから動画作品を募集し、発信しています。今後もさまざまな作品を配信する予定です。

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