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2024.12.20

【個性光る県内の公共ホールをご紹介】荒尾総合文化センター

荒尾総合文化センター(荒尾市)

1986年6月に開館した荒尾総合文化センター(荒尾市)は、当時の二市八町(現在の荒尾市、玉名市、南関町、長洲町、和水町、玉東町の二市四町)の広域を網羅する文化施設として誕生しました。このため館名に荒尾市の「市」が入っておらず、各市町に文化施設ができてもなお、広い地域から人が集まる文化施設となっています。
開館当初から音楽、演劇分野の専門家が職員として企画・運営に入り、ステージの内製化を先駆的に進めているのが大きな特色です。現在も音楽家の佐藤さん、俳優や演出家として活動する松岡さんを中心に、職員が一丸となって企画公演をつくりあげ、地域の文化を盛り上げています。中でも小学生から高校生が在籍する「ありあけ演劇堂」の活動は、地方の文化ホールでは珍しい取り組み。年に一度のオリジナル作品の演劇公演が開かれ、そのために週に一度の練習にメンバーは通っています。

「ありあけ演劇堂」の活動の様子

他にもウイーン少年合唱団とのステージコラボ、アラオピアノデーのフラッシュモブダンスなど、さまざまな企画に関わり、11月にはオリジナルミュージックビデオが完成しました。地域の中での認知も広まり、大牟田市から通う”子どもじゃない人”もいるとか。20245月からは、エレキギター教室が開かれるようになり、今まで文化施設に通ったことのない層への広がりも見せています。

会館職員による企画の1つ 「動く朗読劇カウンティング&クラッキング」の一幕
小ホールの緞帳は地元お祭りを再現した図柄
エレキギター教室は2024年5月からスタート

「ありあけ演劇堂」のテーマソングミュージックビデオ。作詞作曲、演出はすべて荒尾総合文化センターの職員

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