毎度おなじみ、県劇盆踊り
みんなで輪になって踊れば、和ができる

2016年に「県劇夏祭り」としてスタートし、熊本の夏の風物詩となった(なりたい!)「県劇盆踊り」。コロナ禍の影響で、日本各地で地域の人たちが集うお祭りが失われている中、地域住民の方々、熊本に帰省してきた人たち、そしてご近所の子どもたちが集まる場として、今後もずっと、ずっと続けていくことを目標に、今年も開催しました。

演劇ホールのホワイエに櫓 (やぐら)を組み、昨年から2年連続の出演となった新感覚邦楽エンターテインメント集団「あべや」による生演奏で幕を開けました。空調の効いた屋内で開催するお祭りですが、ホワイエの大きな窓ガラスの外には青空と緑、そして会場に集まった人たちの熱気に包まれて、まるで広場に集っているような感覚になれるのが、県劇盆踊りの最大の魅力だと自負しています。民謡の生演奏が繰り広げられる櫓の周りを、多くの参加者が踊りのお師匠さんのお手本を見ながら輪になって踊る光景は、毎年のことながら胸にぐっとこみ上げるものがありました。

コンサートホールのホワイエにはサブステージを設け、熊本県内で活動するYOSAKOIチーム「肥後真狗舞(ひごまぐま)」、吹奏楽団「熊本ウインドシンフォニー」のパフォーマンスが披露されました。また、スタインウェイピアノの演奏を体験できるオープンピアノを実施し、多くの子どもたちがピアニスト気分を味わう姿が見られるほっこりとしたひとときも。当日は最高気温35度以上を記録し、時折遠くで雷の音が鳴り響く中、県立劇場の中には、さまざまな音が入り乱れ、重なり合い、その中でお祭りの賑わいを楽しむ人たちの和があちこちに生まれていました。

県劇盆踊り2024
2024年8月14日（水）
メインステージ／演劇ホールホワイエ
サブステージ／コンサートホールホワイエ
【メインステージ出演】
新感覚邦楽エンターテインメント集団「あべや」
牛深ハイヤ保存会
中山芳保会
熊本県警察ゆっぴー、ひまわり隊
【協賛】
大腸肛門病センター高野病院
ゆめマート大江
レストラン七彩
リコージャパン株式会社　熊本支社