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2022.12.15

自主事業ハイライト 熊本県立劇場開館40周年記念事業 クリスティアン・ティーレマン指揮 ベルリン国立歌劇場管弦楽団

2022年12月2日(金)
コンサートホール

12月2日、コンサートホールが重厚な音楽で満たされました。世界最古級(1570年創立!)のオーケストラ、ベルリン国立歌劇場管弦楽団によるブラームスの交響曲第3番と第4番。分厚い弦の響きと燻されたような管楽器の独特の音色は、満席の聴衆を魅了しました。

指揮/クリスティアン・ティーレマン
©studio1015 Manami Kuroki

コロナ禍突入以降、県劇で初の海外オーケストラ公演がこのベルリン国立歌劇場管弦楽団となりました。当初は音楽監督のダニエル・バレンボエムとのツアーが予定されていましたが、バレンボイムが健康上の理由で降板となり、代役としてシュターツカペレ・ドレスデン主席指揮者のティーレマンが登板。バレンボイムの指揮を期待していた皆様にはたいへん申し訳なかったのですが、世界的巨匠・ティーレマンとベルリン国立歌劇場管弦楽団は極上のブラームスを届けてくれました。

鳴り止まない拍手にティーレマンは2度のソロ・カーテンコールで応えてくれ、「満席でマナーのよい観客、響きの素晴らしいホールに大いに満足している。40周年心からおめでとう」とコメントを残しています。

S席に子ども300人を招待

開館40周年記念企画として、本公演では小学4年生から18歳までの青少年300人を招待する「特別子ども無料招待」を実施しました。
いわゆる子ども向けプログラムではない、本格的な海外オーケストラ公演を子どもたちが鑑賞できる機会は限られています。できる限り良席で聴いてもらおうと、今回はS席を招待エリアとしました。
申し込んだ子どもたちの大半にとって初めての海外オーケストラ鑑賞ということで、県劇では希望者に事前レクチャーを実施。鑑賞マナーや楽曲について学んでいただきました。当日子どもたちは素晴らしいマナーで楽しんでくれたようです。無料招待で来場した9歳の男の子は「初めてで緊張したけれど、すてきな演奏でその緊張がなくなりました。とってもすてきな演奏がきけてとっても幸せです」と話してくれました。

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