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2023.12.20

寄稿「熊本市教育委員会 教育相談室」

学校に行けずに困っている児童生徒が通所する教育支援センター「フレンドリー」が、県立劇場の「バックステージツアー」に参加させていただくようになり5年目になります。今年も貴重な体験をさせていただきました。通所生の感想文を交えながら報告したいと思います。
「普段絶対に見られない所を見ることができてとても楽しかったです。一つの舞台ができるまでに、たくさんのスタッフが関わっていることを知ることができました」
体験活動が不足しがちな通所生にとって、施設を見たり仕事の様子を聞いたりすることは大変有意義な機会です。まず、演劇ホールにチケットをもぎってから入場するという演出は、まるでコンンサートに行くようなドキドキ感が高まりました。次に、舞台上の迫(せり)に乗り奈落まで行きました。床が上下し子どもたちは大興奮です。舞台上で歌ったり演奏したりすることはあっても、こういう経験はなかなかできません。最後に、機器に触れました。
「音響や照明の装置を見るのも触れるのも初めてで、とてもドキドキしました。スタッフの皆さんも大変そうだなと思いました」
子どもたちは特に照明についてよく質問をし、興味深さが伺えました。
「県立劇場で働いている皆さんが楽しそうに、充実した様子で仕事をされている様子が伝わってきて、すごく素敵だと思いました。これからもお客さんのために頑張ってください」
県立劇場での体験活動によって、子どもたちの未来の可能性が広がると思います。また来年以降もこのプログラムに参加させてください!

熊本市教育委員会 教育相談室
指導主事 田平 拓也

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