利用団体紹介「熊本県おかあさんコーラス連盟」

2023.09.20

利用団体紹介「熊本県おかあさんコーラス連盟」

歌うことの楽しさを
広めていきたい

今回ご紹介する「熊本県おかあさんコーラス連盟」は、1986年に設立。共通点は、歌うことが大好きなこと。熊本県内の各地域で集まり、合唱祭やボランティア演奏など、普段はそれぞれの団体で活動を行っている女性合唱団28団体、約400名（2023年現在）が参加しています。
連盟設立の年に第1回「熊本県女声合唱フェスティバル」を県立劇場コンサートホールで開催以来、今年で38回目となる合唱祭を毎年開催しています。参加団体ごとに7分ずつの持ち時間内で、好きな曲を演奏。それぞれに工夫を凝らした衣裳と演出で、オープニングからエンディングまで、ほぼ丸一日かけて行われるといいます。「コンサートホールは響きが最高ですが、しっかり練習しておかないと」と口々に語る参加メンバーにとっては、このフェスティバルはまさに晴れ舞台。毎年九州各地で活躍している指導者をお招きし、フェスティバルの最後に講評を受けるのが楽しみになっているそうです。「新型コロナウイルスの影響が拡大した2020年は、予定していた第35回のフェスティバルを中止し、さらにコロナ禍の影響で、練習場所の確保ができない状況が続き、合唱団にとってはつらい時期が続きました」と語るのは、2018年に会長に就任した平江さん。コロナ禍でも仲間と一緒に歌う楽しさをつないでいきたいとの思いで、その後の第36回、第37回を開催。第37回では、その演奏が評価され、2023年6月に開かれた熊本県文化懇話会・熊本県文化協会の総会で、奨励賞を受賞しました。
毎年開催されるフェスティバルと同じく、全国から高名な指揮者を招いて行われる合唱講習会もメンバーにとってはモチベーションになっているとか。「連盟発足当時から参加しているメンバーもおり、中には90歳を超えても元気に歌っている方もいらっしゃいます。キョウヨウ（今日用がある）とキョウイク（今日行くところがある）が大事だと感じます」と平江さんは語ってくれました。