2023.06.15
利用団体紹介「ユリコバレエスタジオ」
バレエ芸術を、
もっと身近な存在へ
バレエは人の身体が魅せる芸術。身を削ってつくった美しいラインと、体幹が整った身体の動きで表現する、ダンサーの身体そのものが芸術といえるものです。
菊池郡菊陽町にあるバレエ教室「ユリコバレエスタジオ」は、スタジオ設立から30年間、これまで多くのプロダンサーを輩出し、現在も海外のプロバレエ団で活躍している卒業生や海外の学校にバレエ留学中の生徒がいるといいます。在籍している生徒は80名。健康のため、体力をつけるための大人バレエクラスも開いています。スタジオ主宰の田上由里子先生は、「バレエのレッスンは姿勢を整え、筋力をつけ、さらに頭をかなり使い、集中力を養います。集中力がつけば、時間の使い方が上手になります。教室に通っていた子の中には、プロのダンサーになる子もいれば、別の夢を叶えるために海外の大学院に進学する子もいます」と語ります。受験を理由にバレエをやめていく生徒をこれまで数多く見てきた由里子先生ですが、好きなバレエと勉強を両立し、大きく成長していった生徒たちも多く指導してきました。その経験から、「好きなことに集中することができれば、勉強やほかの分野との両立はできる」と、確信しているといいます。また近年懸念されている子どもの体力低下にも、バレエのレッスンは大いに役立つと考えられています。
由里子先生自身がバレエをはじめたのは9歳の頃。当時はテレビドラマの影響で空前のバレエブーム。クラスの半数近くがバレエ教室に通っていたといいます。指導者への道は高校生の頃に先生の手伝いがきっかけで「世界に通用するダンサーを育てたい」と思うように。その志が現実となった今、次なる目標は地元にバレエ芸術を広めること。「菊陽町から世界で活躍するダンサーが出ている中、バレエを気軽に楽しめる環境をつくり、いつかは生活の一部になるようなまちにしたいですね」と締めくくりました。
ユリコバレエスタジオ30周年記念公演
とき:2023年8月13日(日)
開場 12:30 開演 13:00
ところ:熊本県立劇場 演劇ホール
入場料:1,000円
お問合せ:090-7992-3051(元村)
田上 由里子[たのうえ ゆりこ]
ユリコバレエスタジオ