2025.03.20
【県劇職員が本音を綴るリレーコラム】No.24
「韓国ドラマ」は生活の一部
2000年代初頭、「冬のソナタ」をきっかけに始まった韓流ブーム。私も韓国ドラマの虜になり、ロケ地巡りのために韓国を訪れるほどでした。しかし当時は今ほど視聴できる環境が整っておらずしばらく遠のいていたのですが、コロナ禍、話題となっていた作品を観たことで韓国ドラマ熱が再燃しました。今に至るまでの過程を見逃していたことが悔しくて、過去の話題作から最新作まで、これまでに140作品以上を視聴し、今も毎日観ています。
韓国ドラマの魅力を語るにはとてもこのコラムでは足りないのですが、特筆すべきは丁寧な人物描写です。主役はもとより家族や周りの仲間たちにもスポットを当て、その人物や境遇がとても丁寧に描かれています。そのため恋人が宇宙人や人魚といった突飛な設定でも違和感なく感情移入してしまうのです。
また、近年世界的に人気が高まり、映像の美しさや迫力も進化が著しいです。ジャンルも多岐にわたり、ストーリーや構成も凝ったものが増え、今まで恋愛ドラマばかりだと敬遠していた方もはまる作品が見つけられると思います。俳優陣の演技力の高さも引き込まれる理由のひとつです。喜怒哀楽、その間にある複雑な感情まで表現する繊細さだけではなく、アクションができる俳優も多いです。お気に入りの俳優を見つけて登場作品をコンプリートするのもひとつの楽しみ方です。
これといった趣味のなかった私ですが、韓国ドラマをきっかけに新しい仲間と出会い、初めての土地を訪ね、生活の幅はかなり広がりました。このコラムが韓国ドラマに触れるきっかけになると嬉しいです。
総務グループ
千々松 陽子[ちぢまつ ようこ]