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2025.03.20

【県立劇場ギャラリー】虹鱒 堅山南風

虹鱒
堅山南風(かたやま なんぷう)作

熊本県立劇場の館内に多数展示されているアート作品。今回は「虹鱒」をご紹介いたします。

演劇ホールのホワイエ(ロビー)に掛けられている絵画のうちの1点は、熊本市名誉市民(昭和44年10月1日表彰)で、昭和期を代表する日本画家の一人、堅山南風の作品「虹鱒」です。

熊本市生まれの堅山南風は23歳で上京し、27歳の時、第7回文展(現・日展)に出品した「霜月頃」が横山大観の推挙で二等賞(事実上の最高賞)を受賞したのを機に大観を師と仰ぎ、大観らが再興した日本美術院に参加。93歳で亡くなるまで日本画壇の中心的存在として活躍しました。「虹鱒」は清冽な水中で水底に影を落とす2尾の虹鱒を描いた日本画で、69歳、円熟期の作品です。

記念展が開催されるときには、県内外問わず出張することが多い絵画の一つですので、演劇ホールにご来場の機会がありましたら、ぜひじっくりとご鑑賞ください。

昭和31(1956年)第41回院展出品作 紙本額装152.5cm×137.8cm

 

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