2025.03.20
【県劇NEWS】演奏家派遣アウトリーチ事業

2024年・2025年登録アーティスト紹介
熊本県立劇場の「演奏家派遣アウトリーチ事業」は、市町村と共催で、小中学校や福祉施設などへ演奏家を派遣し、出前授業を実施するものです。ホールや体育館を使った鑑賞会ではなく、音楽室などの小さな空間で、生の演奏を間近で聴きながら、クラシック音楽や邦楽の魅力を伝えることを目的としています。
派遣する演奏家は定期的に実施するオーディションで選ばれた熊本出身のアーティストたち。オーディションでは演奏能力はもちろんのこと、プログラム構成、コミュニケーションや対応力などの幅広い観点から、アウトリーチに適性のあるアーティストを選定しています。2024・2025年度は新たに以下の3名のアーティストが登録されました。



新しい登録アーティストの3名は、2024年の1月に3日間の研修を実施後、2月の模擬アウトリーチを経て9月から各地の小中学校に出向いて演奏を行っています。
芦北町や南小国町などでたくさんのアウトリーチを実施した木原朱音さんは、「楽器に触れるなどの体験をしてもらうことで子どもたちの顔が輝き、より興味をもって聴いてくれることを実感しました。そういった体験型のプログラムを入れられるのは、間近で接することができるアウトリーチならでは。次年度はよりコミュニケーション能力を磨き、子どもたちが最初からリラックスして聴いてくれるよう工夫したいです」と話してくださいました。
ひとりでも多くの方の音楽と出会うきっかけになれるよう、県立劇場では今度も継続してアウトリーチ活動に取り組んでいきます。
