contact

MENU

2024.06.20

【県立劇場ギャラリー】 踊り子

踊り子
ヴェナンツォ・クロチェッティ作

県立劇場の正面玄関前プロムナードに立つ、彫刻「踊り子」。「踊り子」の写真を見ると「あっ、県劇だ!」と思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。この銅像の作者は、20世紀のイタリア具象彫刻を代表する巨匠の一人と呼ばれるヴェナンツォ・クロチェッティ (1913-2003)。クロチェッティは、幼くして両親と妹を亡くし、もう一人の妹とも生き別れ孤児として育った境遇から、作品には孤独な生い立ちと故郷への想いが色濃く投影され ているといわれます。
「踊り子」は、クロチェッティが 59歳のときの作品です。バレリーナを題材としたこの作品は、舞台芸術公演のための専用ホールを備える県立劇場にまさにぴったり。屋外にあるため、季節や天気、時間帯によって表情が変わるのも、この作品の大きな魅力です。正面玄関で人々を迎える「踊り子」は、県立劇場のシンボル的存在として長く人々に愛されてきました。現在は劇場のSNS (facebook・X)のアイコンとしても活躍中!ご来館の際は、ぜひ「踊り子」にも会いに来てくださいね。

Venanzo CROCETTI (1913~2003) 1972年ブロンズ 195×47.5×73cm ©SIAE Rome&SPDA Tokyo, 2010

 

SHARE

contact