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2022.12.15

県劇スタッフリレーコラム№14

コンサートホール考

県劇主催事業の企画制作を主に担当しております。舞台の管理事務も少し。趣味は猫とお酒とクラシック音楽です。
せっかく紙面をいただきましたので、クラシック音楽好きのスタッフからみた県劇コンサートホールについて語らせていただきたいと思います。
※県劇の公式見解ではなく、スタッフ個人の見解です。

コンサートホールはクラシックを中心とした音楽専用ホールです。県劇が開館した40年前は多目的ホールが主流で、専用ホールとしては草分け的な存在。収容率80%で残響が2秒となるよう設計されており、オーケストラ演奏にとくに適しているホールとされます。
しばしば「おすすめの座席は?」と訊かれますので、少しだけ特徴を・・・。

【1階席前方】生演奏の臨場感や迫力を愉しみたい方におすすめです。舞台の奥の方がやや見えづらい点があります。
【1階席中央】大体においてもっとも良席とされ、よいチケット料金をつけられます。バランスよく聴きたいという方に好まれます。
【1階席下手(向かって左)】ピアノリサイタル等で奏者の手元が見える人気のエリアです。
【1階席上手(向かって右)】ピアノリサイタル等で、手元を見るよりも音を愉しみたいという通好みな席です。
【2階席中央】舞台全体がよく見え、臨場感も伝わる良席です。
【2階席ウイング(L2、R2)】楽器(とりわけ管楽器)を嗜まれる方がなぜか集まるエリアです。「関係者席」と密かに呼んでいます。後方の座席はヘッドレストのように背面が高くなっており、座り心地もよい席です。
【3階席】舞台はやや遠く見えますが、オーケストラを聴くならぜったいココ、とこだわって選ばれる常連様が複数いらっしゃいます。「神の視点」でオーケストラを俯瞰できます。

紙面の都合上、簡単ではありますが特徴をご紹介しました。違いこそありますが、どのエリアでもクラシック音楽の良さを味わえるようになっています。いろいろな演奏を聴きにコンサートホールに足を運び、お気に入りのエリアをみつけていただけると嬉しく思います。

事業グループ
佐藤 奈々絵(さとう ななえ)

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